工夫6

こんにちは。
久々の工夫シリーズです。もう6回目になりましたね。

よく建売住宅やマンションなどのチラシなどを見ていると、「照明器具別途」という文字を発見します。
これは照明器具を接続できる状態にしておき、あとは購入者が好きなものを取り付けてください、という一見親切なよく考えると値段を下げるための姑息な手段です。
弊社では照明も建築の一部ととらえていまして、別途ということはまずあり得ません。

そんな一枚がこちら。

これまでの工夫シリーズでお話してきた、天井面が連続して空間の広がりを感じさせるためには、そこに照明器具も出っ張ってもらっては困ります。
そこでダウンライトといって天井に埋め込む照明器具を使います。
こちらのケースでは照明のラインもそろえて、方向性もかもしだしていますね。

こちらは居場所に合わせた照明計画です。
右側に見えるのがスタディーコーナーで、手元を明るくするためにダウンライトがその上にありますね。
左側は読書アンドまったりスペース。
本を読むときに備えてピンポイントで。何か飾ったり(彫刻とか!?)したときのライトアップにもいいかもしれませんね。

こうやっていきますと、「照明器具別途」とはとても言えませんね。

工夫とはちょっとずれてしまった感もありますが、照明器具についてでした。
ちなみに使用しているダウンライトは全てLEDです。白熱灯の明かりも大変いいのですが、省エネルギーのこと等を考えますと、LEDに軍配があがるかなと思いますね。

それでは失礼いたします。