猫と暮らす家（東久留米市）

東久留米市の中央を流れる落合川まで数分の閑静な住宅街に、キャットウォークのある家が完成しました。この落合川流域には東京都の名水百選にも選ばれた湧水群があり、緑地も多く残る暮らしやすいエリアです。
白い壁面と杉板の床、統一された造作収納の木部が、暖かみの中にすっきりとした印象を造り出しています

延床面積約25坪の内、15坪ほどが1階のゆったりプランです。
1ルームで繋がるキッチンとリビングダイニングは、全て南に面した伸びやかな空間です。この大きな空間の真ん中南壁面には、予備暖房としてペレットストーブが設置されています。また、リビングの南にはキャットウォークが用意された吹き抜けもあるので、高窓からの光も取り入れることができます。

リビングの小上がり畳スペースは腰かけて使用したり、寝転んだり、来客時には宿泊スペースとして多目的に利用します。小上がりの下部と、奥の壁面裏は階段下を利用した収納スペースになっています。

リビングダイニングと繋がる対面キッチンは、室内の壁面と同じホワイトカラーで統一され、すっきりした印象です。ダイニング側からよく見える背面収納はリビングの造作と同じ、シナベニヤの造作収納です。吊戸棚とカウンターの隙間から見える壁面のオレンジが1階の空間全体のアクセントになっています。

1階北側には浴室、トイレの他、クローゼットや棚などの十分な収納を兼ねた洗面脱衣室がプランされています。室内物干しスペースを兼ねても十分な広さが確保されていて、身支度も楽々できるゆとりのスペースです。

キャットウォークのある吹き抜けを臨みながら2階への階段を上がると、吹き抜けに面した6帖ほどのホールが広がります。隣家と目線の合わない高さに設けられた高窓から臨む空と、勾配天井で上がる吹き抜けが開放的なスペースにしてくれています。
ホールにはスタディーカウンターが造作され、足元には吹き抜けのキャットウォークから猫が自由に出入りできるよう小窓も設けられています。

このホールからは2階のトイレと、主寝室へアクセスすることができます。
8帖ほどの主寝室にはクローゼットと収納棚が別に設けられているので、余計な家具を置く必要がなく、ベッドやサイドテーブルなどを自由にレイアウトすることができます。